Life Goes On (パタヤ日記)

世界一邪悪な(?)街・パタヤに漂着してタイ女性の部屋に転がり込みました。日々の生活からパタヤ情報まで発信中

タイのある若いオトコのこと



母親が二十歳のときに出産し、しかし、妊娠中にだんなは新しいオンナに走り、当然、生活費や養育費の面倒を見るなんて事はしない。なにしろ、事実婚だ。
母親もそのうち新しいオトコを見つけて同居をはじめる。こぶつきは嫌われるから、祖母に預けられて育つ。祖母のうちだって貧しい。しかし、母親の新しいオトコも貧しい。ましてや前夫のこどもに金を送ってくれるなんて柄でもない。
ろくに学校にも行かず、親に対する不信感の塊のように育つ。まだ、捨て子の方がいろいろ親や生い立ちに夢や幻想を抱ける分、ましかもしれない。

14歳でパタヤに来て、就業年齢にも達していないから買い叩かれてロクな給料ももらえず働く。テキトーに仕事をこなし、金もなく、欲望を煽るさまざまモノを横目に生きる。
躾もなく世間も知らず、社会に参加するための最低限の資格も条件も持ち合わせていない。しかも、途上国はどこでも弱者にヒジョーに厳しい世界だ。
彼は「愛されてる」って感じたこともないだろう。
同じような若いオトコはいくらでもいる。そんな仲間とつるんでグダグダ過ごす。


水商売で生きる従姉妹が叔母と暮らしていた頃はまだ良かった。金を無心することもできたし、頭金を払わせて原チャリも買った(その後、ローンが払えず差し押さえられたけど)。
しかし、従姉妹に外国人のオトコができて以来、彼女はオトコが面倒がるのを恐れて、訪ねてもいい顔をしない。

結局、八方塞のパタヤから祖母のところに戻ったものの、田舎にだってロクに仕事はない。

まだ16歳で完全に閉塞状態。
Jの従兄弟のことだ。


彼の孤独も怒りも、無知も無礼も、その情況を考えると致し方ないと思うことはできる。しかし、そのココロや思いを想像することはできても、まったく違う世界で生まれ、育ったおれには理解することなどできない。「理解できる」なんていうのはおこがましいし、なにより偽善だろう。

そして、おれにできることなどなにもない。

せいぜい、Bob Marleyでも聴かせてやったら良いのかもしれないが、英語なんてわからないだろうし、その音だけで何かに目覚めるほどの感受性を持っているとも思えない。


先日、彼が家出してふたたびパタヤにやってきた。
しかし、やっぱりどうにもならないのだろう。最後の最後にJに電話してきて、「帰りたいけどバス代もない」といってきた。
うちに現れた彼にJが冷たい表情で1,000バーツ渡す。



ホントにタイってやつは…。





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金のチカラも欲しいと思ってしまうパタヤ暮らし

えらそうなことを言っても、パタヤにあふれているヒトのココロを誘惑してやまないモノに目がいく。

今日、バイクで走っていてこんな家を見つけた。
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だいぶ奥まった半田園地帯のただ中。

浮世離れしたカンジでステキだった。


「チカラ」にもいろいろあるが、金のチカラってのも侮れない。
いま、世の中はチカラといえば、ほとんど「カネ」のことだったりするし…。それを求めるのはある種、時代の要請に適っているといえなくもないことはよ〜くわかる。

よーくわかるのだが、一方、それを求めて生きることに耐えきれないのもよくわかっているのだ。耐えきれないというか、ある種のセンスと才能が必要なわけで、それが欠落しているのだ(笑)。



今日は、「Happy New Yearだから」といって、朝からJが寝室の模様替えをはじめた。あっちこっち家具やベッドを移動してガタガタやっている。
まあ、暮れの大掃除のようなもんで、その辺の感覚は共通してるんだなあと少し不思議な安堵感を抱く。




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パタヤはヒトだらけ…実はファランだけじゃないのだ

昨日はJの手伝いをサボった。
時にはひとりになりたいもので、バイクでビーチを巡り、夜になってもただただ、バイクで走った。
BGMは、最近、はまっているのが「AudioSlave」。マイケル・マンの「コラテラル」のエンド・タイトルを担当していたバンド。


ところで、ハイシーズンのビーチは、なんだか、日ごろ座っている市場とは同じパタヤとは思えない「非日常」的雰囲気に満ちていて、そんな光景を眺めているのもナチュラル・ハイでした。
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パタヤ・ビーチからジョムティエン・ビーチ…さらにナックルアのビーチへ。でも、海があってパラソルがあって、バカンスを楽しむヒトたちがいて、椰子の木が並んでいる…どこも同じ(笑)。当たり前か?

ハードな日常からの一時的な逃避であるなら、あのパラソルの下で寝そべってマッタリと過ごすのも悪くない。かつてはおれもそうやってタイに来たこともある。

でも、「今はいいや」という気分になってしまった。なんだか、哀しいような寂しいような不思議な憂鬱に誘われてしまうのだ。
そう、「熱帯の憂鬱」。
Bob Marleyの「Sun is Shining」を聴いたときのような…。


うちからバイクで10分。手軽にバカンス気分を味わいたいなら、もっと空いている時期に来ればいいや。

パタヤもジョムティエンもビーチ・ロードは慢性的な渋滞。ビーチはヒトだらけで疲れてしまう。年末年始の休暇なのだろうか、パタヤ・ビーチまでタイ人が圧倒的に多いのだった。
ナックルアはご立派な高層マンションとかきれいなリゾートホテルやコテージみたいな宿泊施設が多く、落ち着いたカンジ。

そのまま、勢いでラヨーンまで行き、先ほど帰ってきました。久しぶりの小旅行。


たこ焼き屋の今日の売り上げは760バーツだったそうです。




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年の瀬



自分はいわゆる社会的な「ハレとケ」のサイクルを喪った生活が長い。

祝祭ってのはそれがどんなものであれ、価値や習慣を共有するコミュニティの成員によって維持される。そのコミュニティとは別に堅苦しいものでなくたっていいのだ。
日本というのもコミュニティならアニメ・マニアってのもひとつのコミュニティだろうし、パタヤ・フリークだってそうだ(笑)。価値観や習慣が共有されていて、なにかコモン・プロパティ・リソースを共同で守り、育てているなら、立派なコミュニティといえる。

年の瀬もこの数年、外国にいる。
外国暮らしでは、ものめずらしい対象としてその地のコミュニティが持つ「祝祭」に参加することはあっても、それは自分のものとはならない。
かといって、その地の小さな同属集団である日本人が寄り集まって行う「祝祭」にもあまり参加する気にはなれない。

「ハレとケ」のサイクルは自分でつくる…いまは、それでいい。


こんな風景を前にした正月というのも、悪くないものだ。
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月は無慈悲な夜の女王

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Author:rokumonya
不惑の40歳までもう少し
離婚・棄職、糸の切れた凧のように流離う
成人後の20年を、旅とインド圏に費やすこと10年、転居14回の根無し草
そのくせ、映画オタク

現在、パタヤ在住
「Good guy goes to heaven,
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