Life Goes On (パタヤ日記)

世界一邪悪な(?)街・パタヤに漂着してタイ女性の部屋に転がり込みました。日々の生活からパタヤ情報まで発信中

「Chocolate」と「Sweeney Todd」

Big-Cで映画を2本観た。

「マッハ!」(2003年)、「トム・ヤム・クン!」(2005年)のプラッチャヤー・ピンゲーオ監督の最新作「チョコレート」。
chocolate_0.2[1]

最近の「嵌り」であるルーク・トゥンとあわせて考えると、怪傑少女のカンフーアクションが弾けるこの映画も実は超「演歌調」である。
「演歌調」という調子の決定的かつ不可欠(?)な要素は、「理由」が重く、かつ、その説明が長いこと。そう、この映画もとにかく、説明が長い。脚本と構成だけを考えたら「ダメだし」確実である。
しかし、主演女優の体当たりカンフーアクションだけでない妙な魅力が、その押し付けがましさを補ってあまりあるのだ。
Chocolate-0[1]

彼女が弾けるのを期待しながら、長くつらい説明を辛抱強く拝見拝聴する。
いやー、バタ臭く洗練されていないところが、また、生身感のあるアクションにしているような気がする。
それを期待されたんだろうが阿部寛は最後までくそ真面目なやくざに徹し、あまり存在感なかったな。

この映画を観ながらふと北村龍平が上戸彩で撮った「あずみ」などを思い出したのだが、二つの映画を較べると完全に「Chocolate」に軍配が上がる。
「Chocolate」…あらはたくさんあるけど、楽しい映画でした。



「Sweeney Todd」ティム・バートン監督

st-movie-poster[1]


相変わらずの「完璧さ」で迫るティム・バートン節。
撮影と映像処理は過去サイコーと言ってもいい出来だと思ったら、撮影監督はダンテ・スピノッティだった。映像観てるだけで嘆息してしまう。
が、首切り物語ですから、タイのこと、ぼかしを入れやがる…。しかも、上映中、一度映写機が止まるし(涙)。

救いがないほどやるせない物語。演歌調とはほど遠く、説明は極最小限にとどめられて、ひたすらむなしく殺人が繰り返される。しかも、一般的なミュージカル映画とはいえないが、感情の吐露なる台詞はことごとく唄なのだ。それも、しぼり出すような唄。だから、台詞で感情移入することは許されない。

もう、これほど隙がないとJにはさっぱりわからないから、彼女も怒りを通り越して笑うしかない。
観客は、おれたちのほかにはファランとタイ女性のカップルが3組のみ。みな、すごく不満げな様子で足早に去っていきました(笑)。
ちょっと、パタヤには不向きな映画ではあるな。





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離婚・棄職、糸の切れた凧のように流離う
成人後の20年を、旅とインド圏に費やすこと10年、転居14回の根無し草
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