Life Goes On (パタヤ日記)

世界一邪悪な(?)街・パタヤに漂着してタイ女性の部屋に転がり込みました。日々の生活からパタヤ情報まで発信中

Another Pattaya Story


ウェールズ出身の沈没ファラン・Kには、10年付き合ってきたタイの彼女がいた。この10年、Kはバンコクで音楽教師をしたり、ウェールズに戻ったりしながらも、彼女と関係を維持し続け、バービアで出会った彼女に美容専門学校で学ばせ、小さいながらも美容院を持たせ、曲がりなりにも自活できるように世話をしてきた。
Kにとっては、スキルをつける機会を与え、そのスキルで自立する機会を与えることが、ただ、金をやるよりもより愛情ある「TakeCare」なのだった。それはおれたちにも理解できる感覚だし、突飛な例だが援助とか国際協力の世界でも「常識」として認知されている理屈だ。また、援助の正当性や理屈を保障する前提としても受け止められている。
ただ、やはり「理屈」だからこそ、脆弱な面も否めないことは事実だ。

一方、多くのタイ人女性の感覚は違う。多くの被援助者の感覚も違う。、「金銭の多寡」が愛情のバロメーターであったりするし、「同情するならカネをくれ」ってのもわかりやすい心情である。

残念ながら、Kのガールフレンドにも、結局、そんなKの思いは通じていなかったようだ。
奇しくもヴァレンタインデー、彼女はKに「ぜんぜんTake Careしてくれない」といって別れを切り出し、すでに覚悟を決めていたのか、「実はこの3年、ときどき、カラダを売っていた」とも告白し、Kの元を去った。

Kは彼女が美容院を持ってからも、毎月20,000バーツ渡していた。そのうち、10,000バーツはKの借家の維持費。残り10,000のうち、5,000バーツは彼女が前夫との間に設けた娘への仕送りである。


その後、1週間、やっと、落ち着いたのか先日電話してきて、久しぶりに彼と呑んだ。しかし、実は事の顛末は事前にあらかた伝わってきていた。Kは知らないし酒の席でもとてもいえなかったが、彼女がパタヤの某風呂屋で働きはじめたこともおれたちはすでに知っていた。

この日、Kは「おまえら日本人はどうなんだ?」と訊いた。「おれはしょせんファランだ」と。うーん、こればかりはよくわからないとしか言いようがなかった。「ヒトそれぞれだ」と。彼は「おまえのガールフレンドはどこまでなにを知っていたんだろう?」とも訊いた。おれは「彼女は知らなかったし、おまえから電話をもらって、おれが事情を話したら驚いていた」と嘘をついた。

JはKのガールフレンドとは、おれとKがよく飲むようになる以前はただの顔見知りだったらしいし、彼女からJに直接、事情を告げる電話があったりしたわけではない。だから、Jも詳しい事情は知らない。
ただ、腑に落ちないのは、少なくとも美容院とランドリーからの収入があり、Kからも少ない(?)とはいえ、借家の諸経費も含めた仕送りがあり、生活に困るわけではないのに、なぜ、すべてを放棄して、働いたこともない風呂屋に行ったのかという事だ。なにか、金に困る事情があるなら、ダメモトでもKに相談してみればいいし、少なくとも友人連中には話しただろうが、そんなハナシは聞かない。

タイ・オトコがいるのは、周囲のタイ人はみな知っている。しかし、そいつのためにいまさら、風呂屋で働き始めるのか? 若く見えるとはいえ、彼女は30代後半である。
まして、オンナを風呂屋で働かせてのうのうとしているヤツに、風呂屋上がりでもない彼女がそこまで入れ込むのだろうか?

Jの美容学校の友人にやはり、バービア出身の娘がいる。ファランのボーイ・フレンドと暮らしていて何不自由ないが、別れようと思っているという。どうやら、そのファランは感謝の強要をするクセ(?)があるらしく、ことあるごとに「おれはおまえをゴミ溜めから拾い出してやったんだ」と言うらしい。
少なくともKはそのファランよりはまともだし、コスモポリタンである。

10年付き合い、Kに連れられて海外だって見てきたオンナでもこうなのだ。Kは「Stupid Girl」とやるせなさ気にポツリとつぶやいてから、「これもまた、Another Pattaya Storyだ」と笑った。

そして、「おれは45にして新しいAnother Pattaya Storyへと向かうのだ」といって、「じつは明日、昔、ちょっと関係のあったオンナをパタヤに呼んでいるんだ」とつぶやいた。「彼女はかつて働いたインターナショナル・スクールの同僚で、いま、修士号取得のために大学院に通ってる」。

転んでもただでは起きないKは、やはりパタヤ沈没ヤローだった(笑)。




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テーマ:タイ・パタヤ - ジャンル:海外情報

この記事に対するコメント


「体を売った事の有る女は、その旨みを忘れられない」タイ男から聞きました。
【2008/02/25 12:37】 URL | take #- [ 編集]


うーん、まあヒトによるでしょうけど…、慣れてしまえば(そのことに対する感覚が麻痺してしまえば)楽ですからねぇ。
「その日暮らし」の人間にはサイコーの職業かも?
【2008/02/25 15:17】 URL | Rokumonya #- [ 編集]


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