Life Goes On (パタヤ日記)

世界一邪悪な(?)街・パタヤに漂着してタイ女性の部屋に転がり込みました。日々の生活からパタヤ情報まで発信中

瞬間の王

愛という名の瞬間の王がおれの中で(も)死んだ。
瞬間の王である「愛」は、知らなければ良かった「愛」でもあった。しかし、結局のところ、いまもって「愛」がなんであるかなどおれは知らないのだ。ただ、持久力なくして実現しない「なにか」は、きっと、「愛」ではない。それは「愛」とは別のものであり、なんらかの信仰や規範が支えるモラルに等しきものだ。それほど、瞬間の王のチカラは絶大で、ほとんど「死」と同義である。
その瞬間に「死」をもって応えられなかったおれには、モラルによる自縛を受け入れるか、もう一度、「退屈」へと回帰するかの二者択一が迫られる。
こうして、おれは回帰を選択した。
もちろん、モラルの自縛がもたらすのも「退屈」であり、そもそも人生とは「退屈」の別名であるわけだが、瞬間の王からの「生還」がもたらす回帰は、人生つまり、「退屈」の処し方を大きく変化させる。
「瞬間は永遠に連なっている」というのは真実でもあり、しかし、ただの慰めでもあった。「生還」はおれにこの真実の確認を迫る。「死」を突きつけながら。「死」という担保付きの真実を確認させられることで、慰めは不要となる。

一方、モラルを受け入れる選択には慰めとともに美しい連帯が待っている。

回帰せざる得なかったおれはひとり、ボソッとつぶやく
「それで?…これからおれはどうしたらいいんだ」






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テーマ:タイ・パタヤ - ジャンル:海外情報

この記事に対するコメント


何かの番組で世の中が面白いの時というのは格差があり貧困で飢え、病が蔓延し、殺伐とした時だと言っていました。そんな時代には良い映画や小説などがでてくるのだと。ある意味真といえるかもしれません。あらゆるものが満ち足り、行き渡ってしまうことで生物としての感覚がボケてしまうのかもしれません。そう時代になると出てくるものといえば世紀末、人類の終わり、破壊、殺人、裏社会といった刺激の多いものがあげられると感じています。
【2008/04/01 21:42】 URL | jun #- [ 編集]


junさん
集英社新書に「退屈の小さな哲学」という本があって読みやすく、なかなか面白いです。
【2008/04/02 13:31】 URL | Rokumonya #- [ 編集]


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離婚・棄職、糸の切れた凧のように流離う
成人後の20年を、旅とインド圏に費やすこと10年、転居14回の根無し草
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