Life Goes On (パタヤ日記)

世界一邪悪な(?)街・パタヤに漂着してタイ女性の部屋に転がり込みました。日々の生活からパタヤ情報まで発信中

「靖国」というドキュメンタリ映画

映画館の上映自粛が相次いで、配給会社が公開中止を余儀なくされたという。
このニュースには、小さな小さな日本という島国を象徴するキーワードがちりばめられていて面白い。

まず、なんてったって「自粛」というのが笑える。それは「政治団体」を名乗る方々の圧力のゆえらしい。そして、配給会社の苦渋の記者会見。製作者の怒りのコメント。自閉的な小宇宙での一幕芝居…。まあ、作ったのは香港かどこかの外国人らしいが、そんなことはあまり問題じゃない。
話題にするのもばかばかしいとは思うのだが、あまりに笑えたので…。タイ王国や中華人民共和国、アメリカ合州国のことなどとても笑えたモノではない。

そして、おれもそんな空間に、日本人というレッテルを共有して生きているのだなあとしみじみ思う。靖国に象徴されるメンタリティも、靖国を擁護することもあげつらうことも、ついには「無視する」ことまでもが、ひとつの円環の中に収まることになってしまった。すべてがこの共同幻想のための妙な延命装置として機能している。
この映画もその上映中止にまつわる騒動もそんな役割を担ったプレーヤーたちのお芝居だった。

だって、もっととんでもない「危険」な映画がいくらでも観れるのだ。たとえば、最近、DVDで観たのだが、ミヒャエル・ハネケなんてヒトの映画はヤバイでしょ。「日本」にまつわる映画をつくるヒトもハネケや、せめてイラン映画の知恵を学んで欲しいものだと思うのだった。

政経バナシは無視が基本なのですが、映画バナシということで。





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離婚・棄職、糸の切れた凧のように流離う
成人後の20年を、旅とインド圏に費やすこと10年、転居14回の根無し草
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