となりが空き家になったのだが、最近、新しい入居者が入った。
妙に気取ったカップルである。あまり若くはない。どうやら、どこかのマーケットでなにやら売っているらしく、軒先にはやたらとガチャガチャ物を置いている。
そして、若い衆が出入りしては夜な夜な表で宴会をしている。
Jはそんな彼らをどうも苦々しく思っているようで、あまり挨拶もしないし(先方もしないが)、決してよく言わない。
カップルは妙に(?)色白で、オンナの方はお出かけにパステルカラーのテンガロン・ハットを被ってしまったりする。中古と思しきシビックに乗っている。
集まる若者たちもギターを弾いたり(ドへたくそ)、近所を気にせずにかける音楽もタイ・ポップスではなく洋楽である。
そんな都会っぽい(?)さまが田舎者のJには気に入らないのだろう(笑)。
しかも、色が白い。
色が白いと「負けた」と思うらしい。バカですよね。
でも、これはアジア全般に広がるどうしようもないコンプレックスなのだ。白人往来以前からの因習である。
一ヶ月、日本に滞在していて色の抜けたおれにも「ロー」を連発し「ジェラス・ユー」という。
もうすでに黒くなってますけど。
そんなわけでせいぜい背伸びして、「お水のキレイなオネーサン」にしかなれないJにとって、彼らみたいなタイプはゆがんだコンプレックスによる、やっかみの対象なんでしょうかね。
でもね、彼らにしたってどうしても野暮ったいわけで、そんなに気にすることはない。まして、ただの露天商だぜ。
といっても、そうコトは単純ではないようだ。
Jの妙な対抗意識は単なる近親憎悪のような気がする。
それより性質が悪く、どうしたってダサダサな成金どもがうじゃうじゃいるというのに。
さて、そんなことを考えていた昨晩、Jの友人のDがバイクで仕事帰りの深夜、酔払い運転に当てられたというので、様子を見に行った。
まあ、大した事なくて一安心。
彼女は韓国カラオケで働き、無能な元薬売りの兄ちゃんを養っている。
彼らの住むアパートは、カラオケ嬢とそのヒモだらけ。おれたちの間では「アパートメント・カラオケ」ということになっている。
一室、1,300バーツのアパートの廊下。

なぜか、タイ人は魚をコギレイに飼うのが好きだ。ほかにコギレイにするべきことがたくさんあると思うけど、まあ、プライオリティはヒトそれぞれですからねえ。
こんなアパートにも、しかもなぜか廊下にいくつも水槽が置いてある。


おれにとって、タイ人も外国人も区別のない洗練された「パタヤン」には、いまだ出逢えていない。ここは、タイにあってタイにあらず。しかし、もっともタイらしいところ。
タイのヒモもね、イマイチなんですよね。いいカンジのヒモに逢ってない。
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テーマ:タイ・パタヤ - ジャンル:海外情報
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