Life Goes On (パタヤ日記)

世界一邪悪な(?)街・パタヤに漂着してタイ女性の部屋に転がり込みました。日々の生活からパタヤ情報まで発信中

黄色テントの市場にて


今日は午後4時から9時半まできっちりJのたこ焼き屋に付き合った。
売り上げは42パックで840バーツ。

日本人の女性が来た。
だんながオーストラリア人で彼女はかの地に住んでいるという。だんなの同僚の奥さんがタイ人でパタヤが実家。妻同士も仲がいい。んで、彼女の家に遊びに来たそうだ。
「日本人もお金のためにファランと結婚するんだ」と冗談を言うJ。たとえ冗談だとしても、そんな冗談を思いつくセンス、染み付いた何かを象徴している。

若いイタリア人が来た。イサーン出身のタイ女性に連れられて。
タイ語ができる。イサーン語もできる。4年も彼女と住んでいるそうだ。なにをしてんだろう?
「彼、タイ語を話すのが好きなの」とイサーン・オンナがいう。彼、英語はろくに通じなかった。
いかにもイタリアっぽい女性への献身性と土着性とを兼ね備えていて、ローカルのタラー(市場)にまるで違和感なく存在していた。

たこ焼き屋の斜め向かいの青いマンゴーを切り売りする店。ほとんど売れない。最近、蒸しとうもろこしも売り始めた。その店の中年女性はかつて日本に出稼ぎに行っていたそうだ。3ヶ月のビザで入国し、10ヶ月後、強制送還された。怪しい日本語を話す。
おれには東京ドームで働いていたといっていた。
Jにしきりといろいろな質問を浴びせる。
Jに彼女が言うところ、実は売春業で日本に行ったそうだ。ショートで2,000バーツ、泊まりで8,000バーツだったらしい。が、ブローカーに100万バーツの借金があったので、ほとんど貯金は出来なかった。
そんな話を臆面もなくJにする。
「あんた、日本に連れて行ってもらいなさいよ」。
Jを同業と思っていなけりゃゼッタイ、口にしないハナシだ。

先日も来た日本人の夫(パトロン)を持つオンナとその姉が来た。こちらはかなり日本語がうまい。いかにもサービス業で鍛えたように、会話もこなれておれにまで甘えるような日本語を話す。彼女はおれたちが「お遊び」か投資の演習でたこ焼き屋をやっていると思っている。
これまた、Jは自分と同じ、日本人で食ってるオネーサンだと思ってる。
日本人を狙うオネーサンとその甘い罠にはまったオトコ。その関係性しか彼女には想像できない。

なんだか、象徴的なヒトばかりが今日は現れて、たこ焼きを焼きながらナチュラル・ハイになってしまいそうだった(笑)。

おれはなぜ、ここでこんなことをしているのか、よくわからない。いまや特に理由もないのだ。飽きたらやめるだろうし、こんなナチュラル・ハイが得られるうちはまだやるだろう。
だから、彼女たちがこうである理由や意味もあまり問う意欲はない。ただ、具体的なことに興味があるだけだ。

こんなとき、どっか冷静になってJのことも思う。「詰めが甘い」と。
前述のイサーン・オンナはもしかしたらイタリア野郎の生まれながらのフェミニズムとマザコンにメロメロなのかもしれない。そんなタイ女がいたっていい。
確かに、おれだってその辺のオトコよりは金持ってるだろうが、せいぜい、たこ焼き焼く程度だし、ひとつところに留まれない風来坊なのだ(笑)。Jがそんなオンナだと困る。
もちろん、おれは天性のスケコマシ・イタリア人(?)でもない。
それなのに「いま、幸せ!」とか「赤ちゃんが欲しい」とか言われるとゾッとする。まあ、コドモはね、ペットの延長みたいな感覚だから深刻に捉える必要はないんだろうが…。

Jの友人のAも詰めが甘い。
今日、彼女にメロメロの台湾人がまた来たそうだ。
http://pattayadiary.blog123.fc2.com/blog-entry-31.html
お風呂屋で「おれのこと、愛してるか?」と涙ながらに詰め寄られ「ごめんなさい。愛せないわ」といったらしい。
JはAを「冷たい」といって非難する。台湾人が「ナーソンサーン」だと。
おれはAが正直すぎると思う。台湾人を救ったと思う。
打算的なオネーサンなら「あたしも愛してるわ」と言うに決まってる。いや、言うべきだ。前述の日本人にくっついているオンナならカルク言うだろう。
「でも、あたし、こんな仕事だし…」といい、「おれが面倒見るから仕事をやめてくれ」といわせ、「でも、貧しい父と母が…」といい、「心配いらない」といわせるべきだ。

「愛せない」といわれた台湾人のオトコは、ベットの上で吸っていたタバコを手の甲に押し当てて、うつむいたまますることもせずに帰っていった。
まあ、素直に「愛せない」といってくれるタイの風俗嬢に惚れた幸運を彼は感謝するべきだね。


タイの庶民社会はオンナの社会だ。
オンナたちが好悪は別にして観察対象として面白いのに、オトコはどうもぱっとしない。

市場の向かいの屋台。てきぱきと料理するオバサンの横にまるで拗ねた中坊のようなおっさんがぼんやり座っている。彼がするのはせいぜい米を研ぐことぐらい。
オバサンが料理にてんてこ舞いの最中、ぬっと立ち上がり、彼女の前に手を出しあごをしゃくる。オバサンが20バーツ渡す。かれはコンビニに入っていき、コーラとレッド・ブル(リポビタンDのようなもの)を買ってきて、けだるそうに飲んでいる。

Jの友人のUのだんな。
すったもんだの末、5年連れ添ったふたりは別れることになった。
彼女もだんなもそれぞれ子がひとりいる。お互いコドモは実家に預け、二人でパタヤでクイッティアオ屋を始めたが、場所を仕切るやくざ(ケーサツ)の嫌がらせなどもあり、うまく行かなくなってしまった。借金を抱えることになり、Uはお風呂屋で働き出した。ふたたびふたりでクイッティアオ屋を始めるために。
すでに34の歳にしてお風呂屋でがんばるUだが、夫はギャンブルに酒に金遣い荒く、しかも、ジャドゥカーンに嵌っていて何千バーツもするそれをほいほい買ってくる。

先日、友人が集まってふたりの別れの酒盛りが彼らのアパートで行われた。そのとき、だんなが自慢の収集品の中からおれにジャドゥカーンをひとつくれた。名前は忘れたが香石が使われていて良い薫りがする。たまたま、おれはその日、ジャドゥカーンをぶら下げていて、Jが話のネタに「このヒト、ジャドゥカーンが好きなの。あなたの見せてあげて」と彼に振ったのだ。
そんなこといわれたら、ひとつやらないわけにはいかないのは、情況とオトコのタイプからして明らかなのに、そういうことには腹立たしいくらいJは鈍感だ。

彼がくれたジャドゥカーン。
jadu1.jpg


ちなみにおれのジャドゥカーン。
Jが買ってくれたのだが(おれの金だけど)、ぶら下げて出かけるとやたら恥ずかしがる。
jadu2.jpg


ところで、彼女はまた店を始めれば、だんなも立ち直ってくれると信じていた。
しかし、先日、夫がバイクを勝手に売って、その20,000バーツを一晩で使い切ってきたことで堪忍袋の緒がまさしく切れたらしい。離婚を迫り、殴られても翻意せず、渋る夫に「20,000バーツで別れてくれ」といった(オトコはそれで承諾したそうだ)。


なんだか、ハナシがそれてしまったが、今日、市場で思ったことでした。





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テーマ:タイ・パタヤ - ジャンル:海外情報

この記事に対するコメント

はじめまして
パタヤからとても面白い文章、いつも楽しく拝読させてもらってます。
実は以前のブログも読んでいたのですが、急になくなってしまったので残念に思っていたのですが、再開されてとてもうれしいです。
前回のブログを閉鎖された理由もなんとな〜くはわかっているので、あるラインを超えない程度に書いてください。

Jさんやりますね。
大卒の人間でも10000バーツくらいからと聞きます。まして元お水ならばその世界に入っていくのは難しいでしょう。大部分の女性は屋台など個人事業にいくことになるでは?
競合相手の多すぎるソムタムなんかじゃなく、たこ焼きっていうのもいい。「日本」っぽいですから。粉物はしっかり管理すれば利益率も高い。
多くのタイ人のように無計画に散財することもなくしっかり家計も管理できているようですし、うまく行く可能性も高いと思います。
いつかパタヤに行く機会があればぜひ寄りたいですね。
【2007/11/17 11:10】 URL | senpachi2b #- [ 編集]


どうもありがとうございます。
お褒めいただき光栄です。
前ブログをやめた理由、おそらくsenpachi2bさんの推察の通りです(笑)。

たこ焼き屋はテパシット・ロードのウィークエンド・マーケットにタイ人のやる店があり、そのパクリです。
「これ知ってるか? 日本のカノンだ」といって彼女に食わせたのがきっかけで、その後、彼女は彼女なりに本気でしつこくおれを焚き付けました。
おれ自身が何もしなくてもいいようにしたいのですが、まだまだ難しいです。

senpachi2bさんはタイにお詳しそうですね。
どうぞこれからもよろしくお願いします。
【2007/11/17 13:50】 URL | rokumonya #- [ 編集]


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離婚・棄職、糸の切れた凧のように流離う
成人後の20年を、旅とインド圏に費やすこと10年、転居14回の根無し草
そのくせ、映画オタク

現在、パタヤ在住
「Good guy goes to heaven,
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