Life Goes On (パタヤ日記)

世界一邪悪な(?)街・パタヤに漂着してタイ女性の部屋に転がり込みました。日々の生活からパタヤ情報まで発信中

肖像の扱い



やっぱりJはつけ入り易いのか、相変わらず、そこここでタンブンなどをねだられる。まあ、タンブン好きのタイ人のことだからJが特別ではないのだろうが、自分でも笑い話にするくらい多いのだから、どこか、呑気な表情をしているのだろう。

今日はBIG-Cの屋外カフェ(ちなみにここは旨くないくせに高い。BIG−Cなら2階のSUZUKI Coffeeが良い)でコーヒーを飲んでいると「恵まれない子供たちに寄付を」というボランティアが寄ってきた。
Jは「またか」という表情をするものの粘られて20バーツ差し出すと、こんなバッチをくれた。
King.jpg

これがちゃちい代物でかばんにつけていたら、すぐにピン止めの部分がはがれてしまった。


たとえば、街の肖像画屋やポスター屋では国王の肖像やポスターなどが売られている。よく出来ている立派なものもあるが、へたくそなモノ、出来の悪いモノ、見るからにちゃちいモノも少なくない。
これだけ、「王様、王様」と大変な国で、「その肖像をちゃちな売り物にすることは良いんだぁ?」と思う。ましてや、それで銭を儲ける…「いいんだぁ?」。
しかも、アイドル歌手や外タレの肖像やポスターと並んでいたりする。
タンブンのおまけにもしちゃう。


金子光晴の「絶望の精神史」を読んでいると、帝国時代の日本も同じだったようだ。
浅草の仲見世や上野のアメヤ横丁なんかで、出来の悪い天皇の肖像を土産として売っている。彼はその光景から絶対君主制の厳かさと同居するどこか滑稽な庶民の君主観と柔軟さを見、同時に低俗さを見る。

ところで、バッチにもある若かりし日の僧衣に剃髪の国王は本当に凛々しい姿をしている。近所の写真屋にこの頃の国王の写真が数枚掲げてあるのだが、ちょっと、ただものではない感が漂っていて好きだ。


意地悪なおれは、現国王を崇拝していると公言してやまないJ(タイ人ならたいがいそう言うが)に、「おれはぜんぜん信用しない」という。
「なんで?」と迫るJだが、「王の国土にヘーキでゴミを捨て、王の治める国で傍若無人な振る舞いをする。王を愛してるんじゃなくて、王の写真が好きなんだろ」というと、悔しそうな顔をする。
そんな偉そうなことを言えた人間ではないんですけどね、おれは。でも、まあ、Jにだから言えるだけのこと。



さて、今日のたこ焼き屋の売り上げは1,160バーツでした。
しかし、たこ焼きの実利だけで暮らすのはすでにきつくなっている。ガソリンも満タンに出来ない(笑)。
いったい、フツーのヒトタチってのはどうやって暮らしてるんですかね?





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テーマ:タイ・パタヤ - ジャンル:海外情報

この記事に対するコメント


やはり売り上げが少しUPしたようですね。
一般タイ人の生活ぶりは良く分かりませんが、一度メイドのおばさんと姪っ子が家に来たことがあり、近くのシーフードレストランへ連れて行ったことがあります。
お勘定が約2700バーツでしたが、そのおばさんはビックリして我が家の3か月分の食費だと言ってました。
いなかで米や野菜は自分の家で取れるんだと思いますが、それにしても約1000バーツで一家全員食べられるとは驚きです。
【2007/12/12 08:50】 URL | RYU #aoNhbqZc [ 編集]


自分も市場にいるものの、やっぱり実感的には彼らの生活感はわかりません。
Jにはわかるんでしょうが、すでに彼女も「壊れたタイ人」(?)ですので、月収5,000バーツの世界には戻れないでしょうね。

たこ焼きのほうはとりあえず、「売り上げ一日平均1,000バーツ」ってのが目標なので、これが定着してくれると良いんですが…。

【2007/12/12 12:29】 URL | rokumonya #- [ 編集]

壊れたタイ人
「壊れたタイ人」(?)
・・・・面白い表現ですね。(笑)
・・・で思いだしたのですが、パタヤでヘルメットをかぶって自分でバイクを運転しているタイ人女性を見てビックリしたことが。
髪・額・頬から赤い血が流れ出ていたのです。
しかも別々の日ですが2回(2人の女性)も見てしまったのです。
タイの七不思議のひとつです。なんでだろ???
やはり事故?でもヘルメットかぶっていたしな?????
【2007/12/12 21:41】 URL | ブッサバー #ODZ34eDg [ 編集]


「壊れてない」ヒトなんていないとも思うんですけどね。いや、たとえば、今日、うちの露店の横の場所を日借りしてバナナを売りにきた夫婦は壊れてないヒトなのかも。
ふたりとも日焼けしてにこやかで、なんともいえないいい表情をしていました。
うちで取れたバナナらしいです。
一房の量があまりに多すぎて、ぜんぜん売れてませんでした。

血を垂れ流してバイクに乗るタイ女性…。こわいですね。
自分はインドでやっぱり頭から血を流しながら、その傷を見せて回って物乞いするオッサンを見たことがあります。
乗っていたタクシーの運転手は彼を見て爆笑し、「あいつ、ヤク中だよ」と一蹴したのが新鮮(?)でした。「ああ、笑い飛ばして終わりなんだ」って。


【2007/12/13 02:38】 URL | rokumonya #- [ 編集]

前後しましたが
彼女に国王のことを”チョープ・マイ?”と聞いたら、
見たことも無いような真剣なまなざしで
”ラック・マーク”と答えました。

統治=教育=洗脳なんだなぁと感じました。

もしかして、自分はグローバルスタンダードではないのかも?
と不安にもなりました。
この街にいると自分は非常識人ではないかと疑ったりもします。
などと、官僚制社会主義国の貧民のひとりごとです
【2007/12/17 18:37】 URL | PEW #kpjYxc8I [ 編集]


自分は同じく「ラック・マーク」という彼女をいつも、からかいます(笑)。だって、口ばっかで行動が伴わないんだもの。「そんなの信用できるか!」と。

おっしゃるとおり、統治=教育=洗脳ですよね。
「民主主義じゃなきゃダメ!」「選挙で選ばなきゃダメ!」とか、「賞味期限じゃなきゃダメ!」ってのと「国王、ラック・マーク」ってものの、本質は同じじゃないでしょうか(笑)。
国王さん個人とは何のかかわりもないことだと思います。



【2007/12/18 13:41】 URL | rokumonya #- [ 編集]


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不惑の40歳までもう少し
離婚・棄職、糸の切れた凧のように流離う
成人後の20年を、旅とインド圏に費やすこと10年、転居14回の根無し草
そのくせ、映画オタク

現在、パタヤ在住
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